The Space of Truth

自分なりの考え方等を綴っています。

自分がされて嬉しいことをするって自己中?

自分がされて嬉しいコトをしろなんてよく言うけど・・・
そもそも「自分」が大幅にズレてたら無意味っつーか
自分がされて嬉しいコトは無条件で相手も嬉しいと思ってるのがウルトラ自己中っつーか・・・

 

今どきの若いモンはで新課長の吾妻課長が「私の歓迎会ってことでみんなで飲み会しよう!」ということで新入社員2人がお店選びをした結果、麦ちゃんが感じた言葉がこれでした。


・・・何だか最近、回を追うごとに麦ちゃんの言葉遣いが荒くなっている気がしますΣ( ̄ロ ̄lll)

 


麦ちゃんが不満に感じたのがざっとこんな感じでした。
・個室ではなく席が離れていた
・焼き鳥のお店を選んだが、主役である新課長の吾妻課長は鶏肉が嫌いだった
・新入社員の遠矢君は頑張って上司とコミュニケーション取っていたが、もう一人の朝比奈君はモリモリと食べるばかり
→実際は食べながらも吾妻課長ともコミュニケーション取っていたので、麦ちゃんはそこに気付かなかっただけ
・味はおいしいが、会費が8,000円で高過ぎる

 


そんな感じだったので、麦ちゃんは周りの方たちにお酌したり、サラダ取り分けたり・・・と気配り全力の盛り上げ幹事に徹していました。


で、自分がされて嬉しいコトをしろって考えは誤解されやすい考えです。


私もこのブログでよく書いていますが、言葉での説明は難しいと感じます。


自分がされて嬉しいことが相手もそうとは限りませんから・・・

 

なので相手のことも考えないと・・・と思いがちですが、「こうされると嬉しいだろう」という想像で判断してもそれが当たるとは限りません。


だからこそまずは「自分がされて嬉しいことをする」で良いと思うのです。


ただこの考えの受け取り方として、「自分がその立場になったらどうされたいか?」、「具体的なモノまでを同じにしない」という感じでしょうか?


もし自分がその立場ならされて嬉しいこと、避けたいこととかあるはずです。


例えばこの話の場合であればまず自分が美味しいと思う食べ物が相手もそう思うとは限らないということです。


話の内容から前に食べてみて美味しかったからそのお店に決めた節もありましたが、肝心な吾妻課長は鶏肉嫌い・・・Σ( ̄ロ ̄lll)


さらにはそのことを朝比奈君はさらっと受け流し、美味しそうに食べる訳であって・・・

 

食べ物は好き嫌いやアレルギーがあるので事前に苦手な食べ物を聞いた方が親切でしょうが、私の経験上、そのようなことを聞いてお店を決めることってなかったかもしれません。


食べるより飲めれば良いという感じだったり、雰囲気が良く、美味しい料理が食べられるお店を選ぶという感じがほとんどです。

 


また、イベントの楽しみ方、開く意図はそれぞれであり、必ずしも飲む食べるだけがすべてではないと私は思います。

 

歓迎会は名だけで実際は飲み会とか新睦会となることがほとんどであり、まさにこの話でも料理は気にしていない感じでした。


だから麦ちゃんが一方的に気を遣い過ぎというか・・・「こうあるべき」という思い込みが強かったからこそ、感じたことなのですよね・・・


無礼講での飲み会でもあった訳で視野を広めればたとえ主役が嫌いな食べ物があろうが、他の面で楽しめればそれでOKなのです。

 

そもそも焼き鳥以外にも料理はありますし、飲みながら話せるというだけで十分だったかもしれません。


もっと言ってしまえば職場の飲み会は仕事ではなく、あくまでも時間外のことです。


気が乗らなければ不参加でも良く、途中で帰ったってOKなのですから誰も頑張る必要なんてないんですよね。

 

 

人によってはお酌されるより、自分のペースで飲みたいと思う方もいらっしゃるでしょう。


サラダだって自分で好きな量をよそりたい、サラダより自分の好きな料理を食べたい方もいらっしゃるでしょう。


飲んだり食べるより周りの方たちのことを知りたい、話を聞きたいと思う方もいらっしゃるでしょう。


麦ちゃんのように必死で気配りする方の存在がウザい、かえって気を遣うと思う方もいらっしゃるでしょう。

 


そもそも麦ちゃんは自分が歓迎される立場であれば、一生懸命お酌されたり、サラダ取り分けられたりされたら嬉しいって思うんですかね?


麦ちゃんの性格的にそれはなさそうな気もしますが、多くの人達はそこまで求めていないと思います。


接待ではありませんし、ここまで求めて来るって重度なパワハラ上司ぐらいじゃないでしょうか???


そのような発想があるからこそ、飲み会は嫌だって思う方が出てくるんですよね・・・

 

そこを考えると一概に気配りが良いとは言えない・・・気配りも度を超すとエゴになってしまいます。


そんな麦ちゃんの存在が遠矢君に悪い影響を与えてしまっている訳であって・・・

 

以前、別の記事でも書きましたが、いくら自分がされて嬉しいことをすると言っても自分を犠牲にしてまでする必要はありません。


自分が苦手、どうしてもやりたくなければ無理する必要はない・・・出来る限りで良いのです。

 「自分だったらどう対応されたら嬉しいか?」は自分を犠牲にしてまで対応するという訳ではない

 

 

ズレているか?自己中かどうか?は話を見る限り、そんなつもりはなかったと思います。


初めての幹事なのですからわからないことだらけでしょうし、予算だって新課長の歓迎会ってことであまり安いところは・・・とかあったかもしれません。


料理もそれほど凝った料理ではなく、比較的定番な焼き鳥がメインであり、鶏肉だったら嫌いな方はあまりいないだろうと思ったかもしれません。


結果的に吾妻課長曰く、新入社員2人の歓迎会でもあったので自分達の食べたいお店を選んだとしても別におかしなことではないんですけどね・・・

 


私は飲み会をセッティングする立場になったことはありませんが、新入社員だけにやらせるってちょっと投げやりな気がします。


その前の話より、「自分達から動けよ」オーラを出し、強引に押し付けたみたいな感じだったので麦ちゃんのその考え自体が自己中に見えているかもしれません。


私もあちこちの職場を経験し、確かにほとんどの職場が身分的に下の方の社員がお店選び等をしていましたが、職場によっては役職のない社員が交代でやっており、新卒の子は先輩社員とペアでやっていました。

 

 

ここ最近の話で麦ちゃんがウザい、老害みたいな感じに見えますが、これ、育った環境も影響し、それが当たり前みたいな感じで同じような対応しかできないのだと思います。


麦ちゃん自身、雑用的なことは下の立場の人間が自ら率先して動くべきという信念があったり、仕事もそれほど丁寧に教わらなかった印象があるって言うか・・・


もっと肩の力を抜くべきなのでしょうが、それを自分の中で落とし込むのも麦ちゃん的にはなかなか難しい・・・時間の掛かることだと思います。