普段、ドラマとかアニメとかそれほど見ないのですが、私の中でドはまりしてしまったのが最近まで放送されていた新しい上司はど天然でした。
この漫画を知ったのは5年位前でしたが、「パワハラに遭って転職したが、その上司がど天然だった」というフレーズが私の中ですっごく衝撃的だったんですよね。
上司から酷い目に遭った後は優しい上司に出会えることは多いのですが、それを超えてど天然だったって・・・Σ( ̄ロ ̄lll)
ちなみに私としては「天然」という人はいない、本人は素直にそういう視点で見ている、聞こえている、おっちょこちょい等・・・と普段は思っていますが、このお話に限ってはタイトルにあるとおり、ど天然という表記を使わせていただきます。
主要メンバーは恐れやトラウマがあったり、ど天然だったり、かまってちゃんと・・・周りから見ればネガティブな面があっても皆、優しく対応している姿が本当に素敵でストレスにならないというのが好きになった理由の1つです。
放送始まる1ヶ月ぐらい前までなかなか進捗がなく、しばらく遠ざかっていたのですが、ある日、なんとなく「そろそろ3巻出ないか?」と思っていたら、3巻よりも放送される情報を知ったという感じでした。
アニメ化されてからストーリーが素敵過ぎてより一層、大好きになってしまい、毎週楽しみで仕方なかったです!
特にパワハラに遭われた方や上司に恵まれていない方には本当におすすめしたいストーリーです!!!
パワハラで転職してきた桃瀬君について
真面目で健気な好青年という言葉が本当にピッタリな桃瀬君・・・
主任と出会い、少しずつ過去のトラウマを解消して行ってもあれだけ重度のパワハラを受ければ度々それを思い起こしてしまうのは無理もない・・・そこは時間のかかる問題です。
相手がどんな人であろうと「いつまでも過去を克服できないなんて呆れられるんじゃないか?」って本心をなかなか言えないという部分も共感出来ます。
引っ越し先を無理に決めようとした際は主任は自分が出来ることを提供しているだけであっても上司と部下の関係もありますし、優しさと受け取るには難しい部分もあったと思います。
それだけでなく男の子ということもあってか、弱い自分が嫌だった・・・強くなりたい一心もあったりで・・・
最終回のエンディングは桜の季節でしたが、主任のシャツについていた値札を取っていた表情から、さらに色々解消してきたのかもしれません。
ここで胃薬を捨てたことにより、主任もスマホの画面、直すのかな?とか思っちゃいました。
ど天然な白崎主任について
抜けているところがあったり、おっちょこちょい、聞き間違え・・・主任でなくてもあり得るシーンも結構ありますが、本当に憎めないキャラです。
表情からクールでミステリアス・・・そこから皮肉屋とか毒のある感じのキャラを連想しがちでしたが、それが見事に打ち下されたな~って・・・
お酒飲むとすぐ寝ちゃったり、2杯目がソフトドリンクだったり、甘いものもまあまあ食べる姿もほのぼのしちゃいました。
白桃ちゃんの心を開かせたり、幼少の頃にアイスを落としてしまった話とか・・・ここまで優しい解釈できるって相当成熟した魂の持ち主なのでは?って・・・
育った環境も大きく影響しているでしょうが、本当の意味で育ちの良い人ってこういう人なのかもしれません。
ちなみに私自身、あらゆる点で主任に似ているところが結構あったりします。
私も怖がりでホラーなんて絶対無理だし、涙腺緩いし、おっちょこちょいだし、考え過ぎちゃったりと・・・主任ほどではないけど抜けているところもあります。
主任のようにずっと無表情って訳ではないけど表情硬い方ですし、ミステリアスに見られたり、オールバックするしで・・・変なところばっかり似てます( ̄▽ ̄;)
かまってちゃんの青山課長について
金魚すくいのシーンより、課長のかまってちゃんは子供の頃からだったのかな?と・・・
でも寂しいから構って欲しいというのを素直に表現している姿はお茶目で可愛らしく、全然嫌な感じはない・・・意地悪したり、口煩い人と比べたら5億倍良いです!
そもそも私も口には出さないけど寂しがり屋なところもあるので寧ろ共感・・・もっと言ってしまえばかまってちゃんって言葉、好きではないです!
課長にとってはそれがコミュニケーションの取り方というかなんて言うか・・・そのままで良いんじゃない?って思います。
ましてや同居している桃瀬君を気遣って「早く帰ってあげると良いよ」と一線引いているところもありますし・・・
離婚した奥さんも「広い家に一人でいるのは寂しい」とのことだったので割と課長に似た性格だったのかな?と思っちゃいました。
続編があれば素敵なパートナー見つかって欲しいって応援したくなっちゃいます!
桃瀬君と白崎主任のやり取りを見て転職してきた金城君について
パワハラ受けていたとはいえ、2人のやり取りを見て転職してくるって凄い行動力って思いました。
ちょっとチャラくて何考えているかわからない・・・他の3人とは違ったタイプではあるのですが、彼がいるからこそ、全体的にバランスが取れてる感じがするんですよね。
桃瀬君にとっては同じくパワハラ経験者で同僚という点では主任とは違った部分で良き理解者でしょうし、課長のペアにもなっているとなるとこのストーリーには必要なピースと感じます。
内面が可愛ければ老若男女OK等の発言から、常識の目線で判断しない・・・悪い人ではないと思います。
もし白崎主任が直属の上司で上長が青山課長だったら?
こんな楽しい上司達がいるなら出社してもOKって思っちゃいます!
主任はクールな印象から最初は敬遠するでしょうが、仕事を教えるの上手そうですし、普段、言葉数は少なくてもどうでも良い話とか、適度に話し掛けてくれそうなので次第に打ち解けるとは思います。
ちなみに主任とはきちんと主語を入れて話さないと伝わらないことが多そうなので桃瀬君がサポートに入ってくれると嬉しいかもです。
課長は取引先での主任の失態を謝罪だけでなく、ユーモアでカバーしたり、合コン盛り上げたりと・・・緊張を解きほぐすカバーがすんなり出来るのは頼もしいです。
何かやらかしても優しくフォローしていただけそうなので仲良くなれそうです!
好きなカップリングは?
いつもならあまり本作に出ていないようなマイナーな組み合わせを好む傾向にあるのですが、この作品は王道の桃瀬君×白崎主任・・・この2人がダントツで好きです。
職場に行けば毎日顔を合わせられるのにここまでお互いが寂しいってなってしまうって時点でもう、上司と部下の関係以上の感情を抱いているって思っちゃいますよ・・・
どっちかというと主任→桃瀬君という感じに主任の方が桃瀬君を想う気持ちが強いイメージがあります。
引っ越しの時ももう1プッシュして引き止めてくれって思いましたが、あくまでもお仕事系コメディ・・・それはないのかなって・・・
結果的に目の前のアパートに引っ越せたというのも想像の範囲内ではありましたが、白桃ちゃんもなついていましたし、またいずれ一緒に住んで欲しいです。
次に好きなのは主任とお兄さんの兄弟コンビなのですが、桃瀬君も一緒にいたからこそ、助かった部分があったというのが面白かったですね。
優しくておっちょこちょいという点は共通していてもいつも笑顔で大らかなお兄さんと物静かで涙腺緩い弟・・・タイプは違えど、お互いを大切に想っている素敵なご兄弟でした。
お気に入りのシーンは?
私服姿の桃瀬君と主任の何気ない日常生活のシーンはどれも好きなのですが、一番は物件を見に行った帰りの電車で桃瀬君と主任が仲良く眠ってしまって乗り過ごしたシーンですね!
まるで兄弟猫が仲良く寝ているような感じでとても可愛らしく、何度見ても癒されます(≧∇≦)
印象に残ったやり取り
単行本にはまだ掲載されていないストーリー内より、3つありました。
まずは桃瀬君が主任に過去のことを思い切って話したした際のやり取り・・・
このシーンで流れるサウンドも手伝ってか、ちょっとウルっとなりました。
2つ目は元上司らしき男(結果的に桃瀬君の元同僚)と鉢合わせしないよう、必死で守りつつも、最後に遭遇した時のやり取り・・・
こちらもシーンで流れるサウンドがちょっと迫力を感じ、「とうとうラスボスと戦うか?」なんて思いながら見てしまいました。
最後は桃瀬君の引っ越しを見送る際、桃瀬君の足を主任が引っ張って引き止めるやり取り・・・
寂しいという気持ちを素直に表現している主任がせつなかったです。
一番好きなセリフは?
「黒野さんみたいな最低な上司がいたおかげで白崎主任という最高な上司に出会えました!ありがとうございました!」
私もこんなセリフ言ってみたいです!
そもそも桃瀬君の元上司・・・訴えられてもおかしくないぐらいに酷いことしていますし、会ったこともない主任にまでキツイ言葉浴びせたり・・・相当闇がありそうですね・・・
ちなみに桃瀬君の前の職場の名前・・・Fonceをググってみたところ、フランス語で暗い、くすんだという意味でこれもまさに会社の現状を表しているってのもびっくりでしたΣ( ̄ロ ̄lll)
言われてみたいセリフは?
「怖いの怖いの・・・飛んでいけ~!」
自分が安心できる相手から直接、このようなこと言われたらもう目からはちみつ・・・ワークやヒーリングより効果ありそうです(≧∇≦)
色々語ってしまいましたが、ここまで好きになったストーリーは珍しいです。
続編も是非やって欲しい、あるいは毎朝5分でも出来そうですし、映画もやって欲しいと思っていますが、まずは3巻発売が先かと思うので早く発売されることを願っています。
- 価格: 880 円
- 楽天で詳細を見る
- 価格: 880 円
- 楽天で詳細を見る