私はよく「自分だったらどう対応されたら嬉しいか?」を考えて行動するということを書きますが、書いていてちょっと落とし穴を感じる解釈があることに気付きました。
それは「自分を犠牲にしてまで対応しないといけないのか?」ということです。
ハッキリ言ってそんなことはありません!
そこは自分で決めて良い訳であり、自分で無理だと思うことは断って良いのです。
自分で苦手と感じることや嫌だと思ったことも断って良いのです。
無理なものは無理なのですから無理に対応しても上手く行きません。
逆に悪い結果になってしまうこともあります。
嫌なことを無理矢理対応してもそのエネルギーが入ってしまい、相手を余計に不快にさせてしまうかもしれません。
そう考えると自分を犠牲にしてまで対応する必要はないのです。
どうしても無理と感じた時は逆の立場になった際、「出来ない時、自分であればどう対応されたら不快感を抱かないか?」を考えて対応するという感じです。
たとえば友達と遊ぶ約束をしていたけど、その日に急に別の用事が入ってしまった場合、別の日に延期するとか別の機会に声を掛ける等・・・
ただこれも無理に考える必要はなく、特に思い付かなければ何もしなくてもOKです。
別の機会に相手が何か困っていた時に手を差し伸べるとかで十分です。
断り方も相手と良好な関係を続けたい場合は「自分だったらこんな断り方はされたくない」と思うような断り方は極力しないようにしています。
たとえば自分との約束が先着だったのに後から他の友達との約束をしてしまったとなると理由によっては不快に感じてしまうので正直な理由を伝えるという感じです。
「本当に久し振りで滅多に会えない友達なんだ」等、特別な理由であればともかく、単純に「他の友達と約束が入っちゃった」だけだと「私は友達じゃないの?」とか「私の方が先着じゃないの?」等と誤解を招きやすいです。
また、特に急な予定が入らなくてもどうしても気分が乗らない場合も「最近、色々あってちょっと出かける気分になれない」とか「ちょっと体調が悪い」等、あまり細かくは伝えなくても正直に伝えていただけると私は嬉しいです。
単純に「急に予定が入っちゃって」だけよりも正直な理由を伝えればよっぽど理不尽な相手でない限り、理解していただけます。
ちなみに気分が乗らないという理由での予定キャンセルの場合は予定を延期というより、「気が向いたら・・・」的な感じで伝えた方が相手も負担を感じません。
人間関係にひびが入ってしまうのは曖昧な理由で断ってしまったり、出来ない時の対応に不快を感じてしまうことがほとんどなのかもしれません。
本音を伝えることで分かり合えるというのはこのようなことなのかもしれませんね。
もちろん曖昧な理由で断っても気にしない方もいらっしゃるのでそのような方同士であれば上手く行くのかもしれません。
逆にそれほど親しくない相手だったり、その後の人間関係は自然消滅でも良ければ曖昧な断り方でも良いと思います。