よく「友達を大切にしなさい」という言葉を聞きますが、私自身、この言葉に昔から抵抗を感じていたので「友達を大切にしない」という言葉をググってみたところ、「友達を大切に出来ない自分は最低」という話を目にしました。
そう言えば私もそうかもしれないと思いました。
相手にはほんっとに申し訳ないのですが、どんなに親しくしていてもある程度付き合うと「もういいや」となってしまい、どうしても距離を置きたくなってしまうのです。
このような風になってしまう自分は酷い人間と思うこともありましたが、その反面、心の底からそう思える方に出会えていないからなのだろうと思っていました。
そのトピックの回答の中に「友達は物でもありませんし、大切にした先のメリットって自分のためでしかないのではない」、「友達は大切にするものでもないし、無理に形成してくものではありません」とありました。
この回答をされた方には親友が一人いらっしゃるようですが、その親友を友達と思ったことは一度もなく、そんな堅苦しい型にはめるような関係ではいたくなかったとのこと・・・
友達という言葉に昔から抵抗があった私としては「そんな堅苦しい言葉で当てはめたくない」って部分が一番共感出来ました。
確かに友達はモノではありません。
友達を大切にするってのもわからなくはないけど、その関係に何らかの抵抗を感じることだってあります。
そもそも友達って言葉に当てはめてしまうからこそ、「友達を作らないと・・・」とか「友達に裏切られた」等、人間関係を苦しめてしまうような・・・そんな感じがします。
しかし友達という言葉の定義があまりに曖昧であり、実際、いろんな理由から「友達」という言葉に苦しめられている方も大勢いると考えると「友達」という言葉にとらわれ過ぎてはいけないような気がします。
友達がいた方が何かあった時に頼りやすい等はありますが、別に友達関係でなくたって頼ることはできるのですから友達にこだわる必要はないと思うのです。
また、友達を超えた親友、心友、信友・・・いろんな言葉がありますが、いずれの言葉も当てはめているに変わりはないのかもしれません。
物心ついた頃から友達より親友が欲しかった私ではありますが、実際は親友等の言葉に当てはめたくなかったというのもなんとなくあったかもしれません。
家族とは違った心から信頼できる相手、いつも自然体でいられるような相手・・・パートナーというかなんていうか・・・そういう相手が欲しかったのです。
それが親友なのでは？と思うかもしれませんが、やっぱり言葉で当てはめたくないって思いがあったりします。
