The Space of Truth

自分なりの考え方等を綴っています。

毒を吐くことがあっても直接的に傷付けているとは限らない

ある声優さんの発言で炎上してしまい、その謝罪の動画があったのですが、その謝罪の内容にとても共感してしまったことがありました。


炎上の発端となったのがファンサービスに感情がないという話だったのですが、そもそも「ファン」という言葉を自分に対して使うのが嫌いだったそうなのです。


ファンサービスという言葉は上から目線に感じる、自分は対等な関係でいたいから「応援してくださる方」と表現しているとのことでした。


私は誰かのファンになったことも逆の立場になったこともありませんが、「言われてみればそうかも?」と思いました。

 


ファンサービスは上から言われてやっているともあったのですが、そのようなことで指示があるってこと自体も驚きでした。


そのようなサービスを受けたことすらない私としてはやらされていると聞くとちょっと複雑というかなんて言うか・・・


アイドルでも人前に出るのが苦手でファンからは塩対応に感じるという話も聞きますが、有名人も人間なので好き嫌いあるでしょうし、そういうサービス対応が恥ずかしく、仕事として割り切ってやっている人もいるってなるとファンサービスってどうなんだろう?って思っちゃいました。


ましてや声優さんであれば普段、顔出ししませんからそのような対応が苦手な人は多いのかもしれません。

 

そこを察してあえてそのようなところに行かないファンもいらっしゃるのかもしれません。

 

 

後日、炎上の発端となっていた動画も見付けたのですが、確かにその動画だけ切り取って見てしまったらキツイかも?という雰囲気の内容ではありました。

 

「自分もそのような対応が苦手だからこそどう思って対応しているのか?」から来るブラックジョークとのことで悪気はなかったようですが、ファンという言葉が嫌いという部分から、相手を傷付けるつもりで言っている訳ではないということはすぐにわかりました。


一緒にいた相手が聞き上手だったことも手伝い、調子に乗ってしまった部分もあったようですが、私もこれ、よくあるなってつくづく思います。


特に不特定多数が見ている場では発言内容に気を付ける必要があるということはわかっていても有名人であろうと人間であり、つい口が滑ってしまったり、不快と感じるような対応をしてしまうことはあります。

 

よく「ファンの期待を裏切るな」という言葉も聞きますが、このようなことを言われると完璧を求められている感覚がし、しんどさを感じるのでは?と思ってしまいます。

 

 

私も口下手が手伝い、適切な言葉が思いつかず、失言してしまうことあります。


もちろん悪気はないので失言と感じたらすぐに謝罪はします。


そんな感じではあってもその反面、私の中では「こういう言葉は自分が言われたら嫌だから使いたくない」という言葉もたくさんあり、別の言葉に置き換えるようにはしていますが、適切な言葉が思い付かなかったりで思うような反応が出来ないこともあります。


言葉の壁って言うか・・・ほんっとに言葉って厄介だなと感じます。


口下手で毒を吐くことがあっても「それが面白い」と理解いただける方もいらっしゃるのでそれで十分、嫌なら関わらないでくださいねって思えるようになりました。


ちなみに私、毒は吐いても相手を直にいじるようなことはあまり言わなくなったかもしれません。


若い頃は嫌いな相手に言いまくっていたかもしれませんが、やっぱり自分がいじられるの嫌なので言わなくなったという感じでしょうか?

 


自分で書くのもおかしな話ですが、毒舌の方って正直で優しい方が多い気がします。


毒舌であってもその本人に毒を吐いているというより、自分の中でこのタイプに対し、思うことがあるからこそ、自分はこう思うみたいな感じで言っているのだと思います。