The Space of Truth

自分なりの考え方等を綴っています。

誰かに頼っても良いが、すべては自己責任です

私は苦手なことは誰かに頼って良いと思っています。


自分が苦手だと思うことは他の誰かが得意なはずです。


私自身も自分の得意なことで誰かに貢献することが出来ると非常に嬉しいです(^_^)


「そういうことは依存ではないか?」と思うかもしれませんが、そういう便利な言葉でまとめてしまえば誰しも多かれ少なかれ依存しているのでは?と私は思います。

 


依存という言葉はあいまいな言葉であり、良い依存と悪い依存があるのでむやみに一括りに使える言葉ではありません。


依存という言葉を使ってしまったら少なくともサラリーマンは皆、会社に依存していることになります。


厳密には個人事業主もクライアントに依存しているということもあるのでお互い依存がどうとかって判断するのは好ましいことではないんですけどね・・・

 


ただ私、思うんです。


頼るという行為も自己責任が発生するということを・・・


そのことを理解して頼るのであれば悪い意味での依存にはならないのではないでしょうか?


私も派遣会社を使用して仕事を探していますが、100%仕事を紹介していただける保証はないので紹介が来なくても責めることはできないと思えるようになりました。


以前は責めてしまうこともありましたが、紹介が来ないのは自身のタイミング的な問題等もあるのでその点でも責めなくなりました。

 


会社も悪い意味で依存しているということが結構あります。


以前、仕事のミスを一方的に責める行為も依存という話を書きましたが、こればかりではありません。


最近では派遣社員は最長で3年しか働けなくなったので悪い意味で依存していたらトラブルになる可能性が高いです。


たとえばある特定の業務を1人の方(以下、Aさんとします)に任せ、周りの方はAさんの業務の詳細を知らないとします。


Aさんはスキルが高く、人柄も良く、その職場にとっては非常に貴重な存在なので長く仕事を続けてもらいたいと思うぐらいの方だとします。


しかしそんなある日、Aさんが突然、交通事故に遭い、仕事が出来なくなりました。


Aさんが仕事復帰するまでAさんの仕事はどうするか?


当分やらなくても問題ない業務であれば放置していても構わないでしょうが、そうではない場合、いるメンバーで対応するしかありませんよね?


ただ誰でも良い訳ではありません。


その業務に一番向いていそうな方が対応した方がスムーズです。


マニュアルがあればある程度、何とかなるでしょうが、Aさんほどスキルのある方は誰もいなく、マニュアルを読んでもなかなか業務がこなせないということもあるかもしれません。


そのようなこともあるのであらかじめ最低限の業務は時間のある時にレクチャーしていただくと良いかもしれません。


本来であれば完全までは行かなくてもすでに他に出来る方がいるはずです。


もちろんこのことは派遣社員に限らず、直接雇用の正社員であっても同じことが言えます。

 


とはいえ、常にこのような恐怖におびえていたら本当にその現実を引き寄せてしまうこともあるのでそこまで恐怖に感じる必要はありませんが、人間は不死身ではありません。


女性であれば妊娠することもありますし、本人でなくたって身内の誰かが病気になって突然出社できなくなるということだってあります。


業務の中にはセキュリティ上、あまり大多数に教えたくない業務だからこそ、一人にしかわからないということもあるでしょうが、やはり何が起こるかわからないのでもう一人ぐらいは同じ業務を出来るようにした方が万一の時にも慌てません。

 


基本、自分で出来ることは自分でやる・・・


しかし何でもかんでも自分でやらなければいけない訳ではありません。


やはり自分より得意な方が作業した方が自分でやるより上手くできますし、作業も早いです。


だからこそ、苦手なことや面倒と感じることは得意な方や好きな方に頼った方が自分も助かりますし、相手も好きなことで貢献できると嬉しさを感じます。


ただ、そこには自己責任が発生します。


「100%正確に上手く対応していただける」と当たり前のように思ってしまっては悪い意味での依存になりますが、頼る行為にも自己責任が発生することを理解して頼るのであればどんどん頼るべきです。