The Space of Truth

自分なりの考え方等を綴っています。

自分の都合の良いように解釈しないでというより、相手の考え方のキャパシティの問題?

よく「自分の都合の良いように解釈しないで・・・」という言葉を見掛けます。


もちろん本当に自分の都合の良いように解釈してしまうということはあるでしょうが、それよりも個人の考え方のキャパシティの問題なのでは?と私は思います。


視野が狭いと発想も偏りがちですが、視野が広ければ色々な考え方をすることが出来ますし、共感できる幅も広いです。


特に常識内で物事を考えてしまうとそのような傾向になりやすいかもしれません。

 


たとえば「挨拶は社会人として常識だからいかなることがあっても挨拶はすべき」と考えていらっしゃる方は挨拶しない方に不満を持ちます。


常識という範囲内で物事を見てしまうと相手が何故挨拶をしないのか?出来ないのか?ということまで考えません。


もちろん考えることが出来る方もいらっしゃるでしょうが、そこで「常識だから」でシャットアウトしてしまえば常識の範囲内で物事を見ているのと同じです。


本当は「常識だから」ではなく「寂しいから」等、別の理由があると思いますが、「常識」という信念が強ければ本来の気持ちにすら辿り着きにくいです。


そもそも常識の範囲自体、人それぞれであり、時代によって変化もしますので常識にとらわれること自体、ナンセンスなのです。


常識を破ることによって新しい発想も生まれて来ます。

 


また、「正社員であればボーナスや退職金は入るし、定年まで働けるから将来安泰だから正社員以外での就職は考えられない」という信念を持っている方がいたとします。


正社員ならボーナスや退職金が入るのに何で不安定な仕事に就いているの?
正社員ならよっぽどのことがない限り、解雇されることはないから安心

 


今は終身雇用の時代ではありませんし、正社員でも副業をOKにしている会社もあるぐらいなのでこのような信念を持っている方は減って来ているとは思いますが、信念の強い方からはこのような声が聞こえて来そうです。


たとえ自分の周りに自分の得意なスキルを活かしてフリーランスで楽しく働いている方がいても、仕事だけでなく、プライベートの時間も大切にして働いている派遣社員の方がいても他の働き方は考えられないと思います。


実際は正社員でも安定ではありませんが、正社員=安泰という強い信念を持っていれば何を伝えても理解できないと思います。