The Space of Truth

自分なりの考え方等を綴っています。

「癒やし系の仕事はまず自分が癒やされていないと出来ない」とよく聞くけど実際は?

他人を癒やすにはまず自分が癒やされていないと出来ない
癒やされていないなんちゃってヒーラーさんが多い

 


精神世界の仕事で上記のような言葉をよく見掛けますが、これらの言葉を見る度に「そういうあなたは完全に癒やされているのか?」と疑問を感じてしまいます。


また、このような言葉を見掛けると「ちゃんと癒やされているセラピストからセッションを受けたい」とか「自分が癒やされていなければセラピストをやってはいけないのか?」とか考えてしまう方もいらっしゃると思います。


以前、掲示板で「セラピスト系の仕事に就きたいけど、『自分が癒されていない人は、人を癒すことなんてできない』と言われた」という記事を見掛け、その回答の中に「そのようなことを言う側の方が幼稚」、「すべてクリアにしなきゃ人を癒したり助けたり出来ないなら、生きてるうちは無理」とあり、その回答に非常に共感しました。

 


確かにある程度、自分が癒やされている必要はあるでしょう。


何事にも言えることですが、ないものは他人に提供できません。


しかし完全に癒やされているというセラピストさんはハッキリ言って皆無です!


どんなに知識や経験が豊富なセラピストさんであろうと誰しも癒されていない部分は多かれ少なかれあるのではないでしょうか?


変な話、ほじくり返したらいくらでも出て来ると言うかなんて言うか・・・


だからといって無理矢理ほじくり返すのも失礼な話なのでそんなことはしない方が良いでしょうが・・・


レイキだって完全にクリアなエネルギーを流せる方はいません。


どうしてもそのセラピストさんの個性のフィルタが掛かってしまうのです。


チャネリングだって有能なチャネラーであってもエゴが入ってしまうことはありますし、そもそも言語自体がゆがめられているので100%正確な情報を伝えているとは限りません。

 


そもそも本当に癒やされているのであればそのような言葉は出ないのでは?とも私は思います。


そのような言葉が出て来るということは過去にセラピーを受け、嫌な思いをされたことがあったとか、ライバル心から来ているのかも知れません。


特に仕事としてやっていない方だと「自分だってやりたいのに・・・」という本心が隠れていたりするかもしれません。


過去に嫌な思いをされたのであればそのようなセラピストさんのようになって欲しくないと思うのも無理はないかも知れません。


ライバルも少ない方が良いです。

 


しかしこれらの雑音(言葉)に振り回されてしまったら何も出来ません。


実際のところ、「自分が癒やされているか?」よりもまずは「これらの雑音(言葉)に振り回されない芯の強さが必要なのでは?」と私は思います。


悩みや苦しみを抱えた方からセッションを受けたくないという想いがあるのであれば、自分がそのような方からセッションを受けなければ良い話なのです。


以前、普段読んでいたブログで「病気や障害があろうと、何らかの悩みを抱えていようと人の幸せをサポートしてはいけないなんてことは一切ない」という記事を目にしましたが本当にそうだと思います。


病気や障害があろうと何らかの悩みがあろうと何らかの形でサポートすることはできます。


ただ根本の部分で恐れや不安が多いうちは行動しても上手くいかないことが多いので行動できるまで待った方が良いかもしれません。

 


私は「癒されているか?」よりももっと重視していることがあります。


それはセッションを受けたクライアントに提案したことや感想を強要させたり、行動しないことに怒ったりしないことです。

チャネラー等の情報を与えるような方にとって大事な性質

 

クライアントには実行するかしないかの選択権があるので強要してしまうとコントロールになってしまいます。


感想も集客のために求めている方もいらっしゃいますが、感想を書くためにセッションを受けに来るわけではありません。


感想を書く書かないは個人の自由であり、必要以上に感想を求めるのはエゴになります。


他にも「自分だったらどんな方のセッションを申し込みたいか?」ではないでしょうか?


私だったら癒されている云々より、何かを強要させたり、怒らない方からセッションを受けたいです。

 


先程も書いたとおり、完璧に癒されている方はいません。


どんなプロであってもエゴが入ってしまうことはありますし、セラピスト側も思うように対応できないことだってあります。


しかし思うような対応をされなくてもそこはお互い、何らかの学びになっていると思えるようになりました。

 


相性もあるのでどのような方にセッションをしてもらいたいか?はそれぞれですし、セッションの回数が進むにつれ、別のタイプの方にお願いしたいと思うこともあります。


そう考えると色んなタイプのセラピストさんが居てもおかしくないのかもしれませんね。