The Space of Truth

自分なりの考え方等を綴っています。

将来のことを考えて選択できなければ今やりたい方、自分の好きな方を選択すれば良い

将来のことを考えて選択するという状況になることは誰しも一度は経験するでしょうが、将来のことが決まっていないとなると何を選択して良いのかわかりませんよね・・・


私も将来は何も決めていない・・・どうして良いのかわからなかったので、たとえ不純な理由であろうと自分の苦手なことは避け、好きな方を選びまくっていました。

 


高校時代も理科の選択の際、物理か生物を選択するということがありました。


その選択の説明の際、理科の先生が仰っていたことは「将来のことを考えて選択してほしい」とのことでした。


例えばITや機械系の仕事をしたければ物理を選ぶ必要がありますし、看護医療系であれば生物を選ぶ必要があるという感じに・・・


確かにその方が実際、仕事に就いた際、スムーズではあるでしょうが、「将来のことを考えて・・・」ということに私は何だか強制している感じがちょっとな・・・と感じてしまいました。

 


その後、私の担任だった先生は「計算が苦手なら生物を選択するというのも理由の一つ」と仰っていました。


そうなんですよね・・・


計算苦手で点数が取れず、赤点で留年するよりは苦手ではない分野を選択した方が良いですよね・・・


私は理科の中で生物が一番嫌いだったので迷わず物理を選びましたが、理由は記入しませんでした。


実際、「計算は苦手」という理由を書いて生物を選択した子もいましたが、「暗記は苦手」等の単純な理由を書いて良いのか?と思って書く勇気がなかったのです。


それ以前に進学する予定がないにもかかわらず、派手な子ばかりでクラスに馴染めずにいたことや文系の勉強が苦手だったので文系の授業が一番少なくて済む理系の進学コースを選択したぐらいでした。


とは言っても元からその理科の先生にも理系の進学コースを必要以上に勧められていたのですが・・・


結果的に大人になって母校を訪れた際、当時、クラスに馴染めなかった私の様子を見て理系の進学コースを勧めたという話を聞いたので理由がどうであろうと私の選択はOKでした。


物理か生物か?の選択については進路としてそれが失敗しない最善の道という意味で仰っていただけであり、実際は理解力のある素敵な先生だったのです(*^^*)

 


高校の理科でどちらを選択しても専門的な仕事に就かない限り、仕事で理科の勉強が役立つことはほとんどありません。


どの科目もそうでしょうが、その科目の勉強より勉強する際の過程と言いますか、考え方であれば役に立つことはあるでしょう。


しかし将来のために選んだとしてもその後に進路変更することだってあります。


実際、同級生で生物を選択し、大学もそのまま生物系の学部に入ったものの、就職に不利だからと大学院に進んで物理を勉強し、CADの仕事をしている子もいましたし、物理を選択してもお菓子の専門学校に行った子もいました。


ネットでも文系出身で開発系のお仕事をされているという話もよく見かけます。

 


何事にも言えることですが、現時点で将来就く仕事と関わりのない勉強をしていても新たに必要と思う勉強はいつでもできます。


やりたいことが見つかったは良いけど学校での勉強が必要となれば専門学校や社会人大学に進んで勉強することだってできます。


学生時代は苦手だった勉強も大人になったら急に興味が出てきて勉強したいと思えばいつでも勉強できます。


なので現時点で自分のやりたい方、好きな方を選べば良いのです。