勉強も運動も芸術系も万能に出来たり、様々な分野が詳しく、知らない事なんてないのでは?と思うような方に出くわしたことは誰しも一度はあると思います。
しかしそのような方でも「これはちょっと苦手」という分野はあるようです。
父が在宅でお世話になっている言語聴覚士の方は仕事が非常に優秀で大勢の前で話すことも上手く、父の病気に関する知識も病院の先生以上に幅広い知識をお持ちなのです。
その上、毎日、仕事が忙しくても家のことはきちんとこなし、休みの日もよく出かけ、自分で魚もさばけるそうなのです。
話を聞くたびに「子供の頃は学級委員タイプ?」、「苦手なことなんてないのでは?」と思ってしまいがちだったりします。
しかしある日、子供が小学校に入学するのに給食袋が必要という話になり、裁縫が苦手とのことでした。
そんな彼女に母は「そんなに何でもできる必要なんてないんだよ」と言ったそうです。
確かにそうですよね・・・
あれもこれも出来る必要なんてないんですよね・・・
「何でも出来ないと・・・」となってしまったら私なんて生きてられないですよ・・・_| ̄|○
苦手なことがあるからこそ、同じように苦手な方の気持ちも理解できますし、それが得意な方に頼ることも出来、そこから人間関係も生まれます。
また、優秀過ぎても欠点になってしまうこともあります。
たとえば仕事も責任感が強いと休みたい日に休むことが出来なかったり、病気になるまで仕事を頑張り過ぎたりということがあります。
私も学生時代、何の取柄もないから「忘れ物はしないようにしよう」、「物をなくさないように気を付けよう」という思いが常にありましたが、完全には出来ず、忘れ物等をするたびに落ち込みました_| ̄|○
ここ数年はそれが解放され、忘れ物や置忘れが以前より増えた感じがしますが、それでも許容範囲って感じに開き直れるようになりました(*^^*)
何事もほどほどが良いのかもしれません。