The Space of Truth

自分なりの考え方等を綴っています。

障害(病気)を持っているから・・・という理由で手を差し伸べること自体が差別になってしまう

障害(病気)を持っている訳でもないのだから自分でやりなさい


何だか冷たい言葉ですよね・・・


では障害(病気)を持っているという理由があれば手を差し伸べるのでしょうか?


このような言葉こそが障害のある方に対しての差別になってしまうのでは?と私は思います。


実は障害を持っている方は自分が障害者と思われることが一番傷付くのです。


障害(病気)を持っていなくても助けてほしい時、頼りたい時ってありますよね?

 


また、障害や病気とは異なりますが、年配の方に席を譲るということも同じように言えることです。


単に年配だからという理由で席を譲るのは「老人扱いされた」と思い、当人にしてみればあまり良い気分がしないという話もよく聞きます。


それよりも自分でも年齢関係なしに座りたいと思う場面はありますよね?


例えば体調が悪い時なんかは座りたいって思いますよね?
荷物が多い時なんかも座りたいって思いますよね?
疲れている時も座りたいって思いますよね?


譲るのであればそのような方に譲った方が喜ばれます。

 


しかし本当に余裕ない時は無理に手を差し伸べる必要はないと思うのです。


無理に手を差し伸べても相手にわかってしまいますし、逆に迷惑をかけてしまうこともあります。


席を譲るのだって自分も体調が悪いのであれば無理に譲る必要はありません。


私は昔、電車に乗っていた時、頭が痛くて座りたかったにもかかわらず、座ろうとしたら近くにいた方に「すみません、彼女、具合が悪いので座らせてあげてくれませんか?」と言われ、渋々その体調の悪い方に譲ってしまったことがありました。


その頃は「ここで譲らなかったら白い目で見られるかも・・・」という恐怖心があって言えなかったのですが、体調が悪いにもかかわらず渋々譲るという行為は自分の身体を大切にしていないということになってしまいます。


このようなときは「ごめんなさい。自分も体調が悪いので・・・」と正直に伝えれば別の方が席を譲ってくれます。


出来ない自分に後ろめたさを感じる必要はなく、出来ない時は出来ない、自分のできる範囲で手を差し伸べればそれで十分ではないでしょうか?