The Space of Truth

自分なりの考え方等を綴っています。

弱さを見せることは決して弱い訳ではない

数年前、私と年齢の近い男性カウンセラーさんのメルマガでとても印象的で今になっても捨てられずにいたメルマガの記事がありました。


それが「あなたのサービスは受けるつもりはありません」というメールが届いたという記事でした。


この男性カウンセラーさんとしては誠実さを感じ、傷付けるようなエネルギーは感じなく、寧ろ考えさせられたとのことだったのでメルマガの記事にしたそうです。


ただ私の中ではメールを送った側も何らかの理由があってブログ等を読んでいるのだろうけど、「サービスを受けたことないにもかかわらずこのようなメールを送るってちょっと失礼なのでは?」、「単純に合わないってだけなのでは?」としか思えませんでした。

 


私はこのカウンセラーさんのサービス利用以前にブログやメルマガすらあまり真剣に読んでいなかった・・・普段からお気に入り登録して他人のブログ等を読むということもあまりしないのですが、たまたまブログを読んで何か楽しそうな方と感じ、メルマガの購読をしていたという感じでした。


なのでこのカウンセラーさんがどういう理由でサービスを提供するようになったか?以前はどんな性格だったのか等、詳しくは知らなかったのですが、このメルマガの記事で「今の自分になるまでの道のりが結構大変だったんだな」、「とても誠実で正直な方なんだな」と比較的、好印象でした。

 


このカウンセラーさんのサービスを受けたくない理由というのがブログ等の記事より、女々しさや頼りなさを感じるとのことだったのです。


本人としては「いいところだけ見せるのはむなしさを感じるのでビジネス的にはマイナスかもしれないけど自分が感じることを自由に書く」という感じだったようで、私もこの事にはとても共感しました。


更には弱さを見せることは弱い訳ではなく、ある意味強さも必要とのこと。


これはまさにそのとおりであり、ある程度の強さがないと自分の弱い部分を見せることは出来ません。

 

もっと言ってしまえば自分が整っていないと出来ないことです。


私も短所や当時の心境、トラウマになっている部分等・・・色々正直に書いていますが確かにネガティブな部分を表現することは怖いと思うことはあります。

 


こんなこと書いたらどう思われるだろうか?
同級生にバレたら嫌だな・・・

 


だったら止めれば良いじゃん?と思うでしょう・・・


はい。確かにたまに書いていて「ちょっとこれ、公開できるかな?」、「あまりに非常識かな?」等を感じ、ギリギリになって公開を取りやめ、別の記事に差し替えてしまうということはあります。


しかし私もそれなりの理由があり、記事を書き、公開しています。


私がネガティブな部分を色々書いている一番の理由は同じような悩みがある方に「自分もそういう気持ちになったことある」、「あなた一人じゃないよ」ということを知っていただき、ちょっと楽になっていただきたいという想いがあるからなのです。


とはいえ、今の自分が本当に無理と感じたことは公開しない・・・私のハイヤーセルフがストップを掛けて来るでしょう。


ブログを書く内容は個人の自由であり、記事に共感を感じる方もいればそうでない方もいらっしゃるでしょう。


書く側としては正直、共感していただく方が嬉しいですが、共感できないからと言って「あなたの考えがおかしい」、「この記事の考えが間違っている」とかではなく、考え方の違いなんですよね。

 


このカウンセラーさんのメルマガにも書いてありましたが、人間関係を築くうえで良い人の仮面に好意を抱く方と弱さや短所を受け入れてくれる方、どっちが良いか?と・・・


自分のネガティブな面を隠し、ポジティブなことしか見せないでいたらいずれ限界が来ます。


どちらであっても誰と付き合うか選択することが出来ますので当然ながら離れて行く方もいらっしゃいますし、その逆もあります。


最後には「合わないなと思う方は、遠慮なく解除してください」とありました。


まさにそのとおりであり、結局は考え方の違いや相性・・・良い悪い、正解不正解関係なしにざっくり言って合う合わないなんですよね・・・


自分がブログやメルマガを読んで「この方のサービスを受けるが気しない」と感じるのであれば受けなければ良い話なのです。


読み続けていてある一つの記事に惹かれ、好転することもあるかもしれませんが・・・

 


ただ今となってはこのカウンセラーさんだけでなく、メールを送った側も何らかの学び(弱さの部分での種?)があったからこそ、このようなやり取りが発生したのだと思います。


何か合わなそうな感じはするけど、自分と共通する部分があったり、ちょっと気になるという理由からブログを読み始めるということは私にもあります。


私の経験上、そのような場合は最終的にやっぱり合わず、対立してしまうこともありましたが、最近では黙って離れられるようになって来ました。