The Space of Truth

自分なりの考え方等を綴っています。

一人っ子は可哀想?

タイトルのような話をよく聞きます。


私も一人っ子ですが、そのようなことは一度も言われたことなく、寧ろ羨ましいという子の方が多かったです。


私の時代は一人っ子はクラスに1,2人ぐらいしかおらず、特に女子では私一人ということがほとんどだったので当時は珍しい方だったのかもしれません。


そして私自身も兄弟姉妹がいると色々面倒と感じていたので一人っ子の方が良いとしか思えませんでした。


本来であれば私の2つ上に姉がいた予定があったようですが、経済的な理由で断念したそうです。


これは結果的に2年早く、私が生まれていた可能性があっただけでしょうが・・・

 


しかし20代前半の頃、私とは親子ほど年の離れたアルバイトの男性が、「俺も一人っ子でこないだ親が亡くなったんだけど、こういう時ってやっぱり兄弟いた方が良いって思ったね」とのことでした。


確かにこのような時、一人っ子は可哀想という言葉が出て来ても無理はないのかなとは思います。


兄弟姉妹がいればいるほど両親に何かあった際、協力の手はたくさんありますが、一人っ子となると身内で頼れる存在はいません。


母も「もう一人産んでおけば・・・」と思うことはあったようですが、私の中では一人っ子という環境しか考えられませんでした。

 


他に可哀想と思う理由として家に親しか遊び相手がいないという話もよく目にします。


確かに親しかいませんが、やはり兄弟姉妹がいると喧嘩が多かったり、何かの奪い合いが多くなったりというデメリットなイメージしかなかったのです。


小さい頃、いとこ(同じく一人っ子)の家に遊びに行くことがあったのですが、3つ年上の男の子だったので力はありますし、ゲームでも勝てずだったのでこのようなことが毎日あったら苦痛と感じていたのです。


私の両親は土日も仕事をしていたので他所の一人っ子よりは一人になることも多く、寂しい思いをしたこともありましたが、それでも兄弟姉妹がいるという環境は考えられませんでした。


唯一、一人っ子でマイナス面を感じたのは同年代の子が家にいないと誰をお手本にして良いのかわからなかったり、流行等がわからないという悩みが当時あったということでした。

 


一人っ子はわがままになるとか色々ありますが、家庭環境によりますし、兄弟姉妹がいてもそれほど関係ないかと思います。


私の母は年の離れた兄、姉が多かったのですが、末っ子だった母は子供の頃、毎日、お父さん(私の祖父)がお土産を買て来てくれたり、洋服や靴もお下がりではなく、いつも新品だったりと・・・一人っ子のような感じで育ったそうです。


特に裕福な家庭という訳ではなかったのですが、お父さんが本当に優しく、とても可愛がられていたそうです。

 


また、最近では最初から子供は一人と決めており、その代わりペットを飼うという家もあります。


私も猫が好きだったので小学生の頃から猫を飼っていました。

 


一人っ子であっても兄弟姉妹がいても何らかのメリットデメリットはありますが、いずれも自分でその環境を選んで生まれて来ているはずです。


私も過去生で兄弟がいたこともあったので次は一人っ子で生まれたい等、あったのかもしれません。