The Space of Truth

自分なりの考え方等を綴っています。

「あなたのためを思って言っている」は結局は自分のため

私はあなたのためを思って言っている
あなたが将来、後悔しないように厳しく言っている

 


等、相手のためを思って指摘するという話を聞きます。


しかし本当に相手のためを思って言っているのでしょうか?

 


実は相手のためではなく、自分のためなのではないか?と思うことがしばしばありました。


例えば転職しようと上司に退職する旨を報告する際、「あなたはこういうところがあるからそこを直さないとどこ行っても上手くいかない。うちの会社なら・・・」なんて引き止められたとします。


しかし結局はこれ、あなたに退職されたら困るからこそ、言っているのです。


こう言えば辞めずに済むというエゴから来ている考えです。


本当に必要とされなければこのようなことは決して言いません。


これは実際に経験したことなので断言できます!

 


別の例で「あなたにはもっと良くなってもらいたい。だから厳しく言っている」というのもそうです。


どうせ指摘していただくのであれば厳しくされるよりも優しく指摘される方が良くないですか?


そもそも「もっと良くなってもらいたい」だなんて「今のままではダメなのか?」って相手のセルフイメージを下げてしまうような行為になります。


中には厳しくしていただきたいと思う方もいらっしゃるかと思いますが、全員が全員そうではありません。


これも結局は自分が言いやすいからこそ、そのように言ってストレス発散しているということがほとんどです。


パワハラなんかが特に当てはまります。


「あなたのためを思って厳しくしている」等、表面上で言っていたとしてもそれはエゴであり、愛からの言葉ではありません。

 


指摘する本人としてはそういうつもりはなくても過度な指摘は相手をコントロールしているようなものなのです。


考え方はそれぞれであり、どんな道を選ぼうと最終的に選択するのは本人です。