もうすぐ夏休みも終わりということで学校に行きたくないと思っている子も多いのではないでしょうか?
はい。私もそうでした。
出来ることなら行きたくなかった・・・でも様々な恐れから「行かない」という選択肢は選べませんでした。
不登校に関し、ネガティブな意見をよく聞きます。
そんなわがまま通用しない
進学や就職ができなくなる
社会人になったらやって行けない
私の学生時代は今以上に不登校に理解がない時代だったので今挙げたようなネガティブな言葉が恐怖で渋々学校に行っていました。
しかし大人になり、これら偽の情報に脅されていたということに気付きました。
そもそも学校に通っていたってわがままな方はたくさんいる・・・もっと言ってしまえば誰しも多かれ少なかれわがままは出ます。
大学まで進学されていてもわずか数日で退職される方だっていらっしゃいます。
進学や就職ができなくなるという脅しだってそのような面で判断する学校や職場であれば行かない方が良いと思えるようになりました。
学校がすべてではありませんし、特に今の時代は選択肢が増えて来ました。
私の親戚にも人間関係を理由に高校を中退し、通信制の高校に入学後、アルバイトしている子もいます。
フリースクール等も増えていますし、自分でオンライン学習するという手だってあるので学校に行かなくてもいくらでも勉強はできます。
もちろん勉強が嫌いで不登校になってしまったのであれば得意な科目だけの勉強でも良いと思います。
主要科目でなくてもたとえば絵を描くことが好きであれば絵を描くのもOKですし、何かモノを作ることが好きであれば自分の好きなものを色々作るのだってOKです。
「学校でしか学べないこともある」、「学生のうちに学べることは学生のうちに」という話が聞こえて来そうですが、あれこれ指摘したって本人がその時、その学びに興味を示さなければ学びも何もありません。
ぶっちゃけ学校でないと学べない事なんてない・・・大人になって学んでも遅くはありません。
ちなみにその親戚の子、通信制の学校は父親(私のいとこ)が探したそうですが、親としてサポートしてあげることは必要です。
以前、「逆に不登校だったからこそ、後悔した・・・だから学校には行った方が良い」という意見を目にしたことがありますが、渋々学校に行っていた私としては「渋々学校に行ったことに後悔を感じるのでは?」と思ってしまいます。
そもそも不登校ではないと経験できないようなこともあり、そこから学ぶこともたくさんあるはずです。
そしてそこで得た学びを将来、学校に行きたくない子に伝えることが出来ます。
ただ小学校低学年ぐらいのうちは親が共働きで日中、誰もいなくなってしまうという家庭はちょっと厄介かもしれません。
大人が付いていないと万一のこともあるのでフリースクール等の選択が一番無難かもしれませんが、最近は在宅勤務が出来る職場もありますし、これから先、もっと便利な時代になるでしょうから安心して不登校を選べる環境になるかもしれません。
このようなこともあると考えると特別な事情がない限り、子供がある程度大きくなるまでは仕事より子供に付き添うことを優先できる環境が望ましいと感じてしまいます。
個人的に不登校になる子はある意味、頭の良い子が多いと思います。
これは学校の勉強の頭の良さとは限らず、世渡り上手だったり、仕事が優秀だったり、起業するようなタイプだったり・・・様々です。
もっと言ってしまえば自分で不登校を選べるぐらいの子ですから行動力もあります。
不登校を選べなかった私としては寧ろ自分の正直な気持ちを優先して行動できるのは凄いと思います。
私は子供がいないので説得力ないかもしれませんが、渋々学校に通っていた私としては子供が泣きながら学校に行く姿とかを見ると本当に切なく感じます。