普段無意識に使う言葉の中で人によって意味があいまいになっている言葉があります。
たとえば精神世界で「自立が必要」という言葉をよく聞きますが、どこまで自立が必要なのか?は人によってまちまちです。
人によっては誰かに頼ってはいけないと解釈してしまったり、経済的な面まで含めて自立と解釈されている方もいらっしゃいます。
結果的にその言葉が嫌いになり、正確な情報が受け取りにくくなってしまうということが発生します。
私もその一人だったのですが、精神世界では経済的な部分にあたる自立までは必要ないと解釈しています。
精神的自立は魂の自立と書かれていることもありますが、これも精神世界に精通されていない方だとわかりにくいかもしれません。
もしやたらと「自立」という言葉を使いたがる方がいらっしゃれば「どのような意味でその言葉を使っているか?」を一度聞いてみると良いかもしれません。
余談ですが、特に経済的な部分まで自立と解釈されている方は長女だったり、「学校卒業したら家を出なさい」と躾けられた方が多い印象があります。
私は経済的な部分はどちらかというと独立という言葉の方がしっくりきます。
もし経済的なことも含めて自立と解釈するのであれば「より自由に幸せに生きるために」という意味であれば出来た方が選択の幅も広がるのでその点ではあった方が良いとは私は思います。
しかし幸せは人それぞれなので誰かに強制されるようなことではありません。
それだけでなく、身体が不自由等でお金を稼ぐことが出来なかったり、一人で暮らすことが困難で誰かのサポートが必要という方もいらっしゃいます。
そのような方にまで経済的に自立やら一人で何でもできるようになるようなことを促すのはおかしな話であり、その点でも必ずしも必要という訳ではないと思うのです。
その反面、自分で考えて行動できるようになるということはどのような方であっても出来ることです。
いずれにせよまずは自分で考えて行動できるようにならなければ経済的にまでは無理な話です。
何か情報を発信する際は言葉の本当の意味を知っておくことが必要とつくづく感じます。
ただ、情報を受け取る側も言葉の本当の意味を知っているかは何とも言えないので人によってあいまいな意味になるような言葉は使わない方が正確に伝わるのでは?と私は思います。