数学なんて出来たって役に立たない
化学反応式なんて知ったって意味ない
音楽なんて必要ない
等・・・特に大人になると学校の勉強に対し、否定的な話が出やすいです。
私は学生時代、微積分や化学反応式を解くことは好きでしたが、ハッキリ言ってこれらが将来的に役立つとは当時から全く思っていませんでした。
ただ問題解くのが私的には好きだった・・・それだけです。
今思うと私が仕事で定型作業をこなすのが早いのは学生時代、これらの基礎問題を解くのが早かったことが関係しているかもしれません。
主要科目はすべて必要でしょうが、せめて理科や社会は化学と公民以外は中学から選択でも良いのでは?と思っています。
後、古典は文系を選択した人だけで十分な気がします。
技能科目は体育と家庭科、コンピュータ以外はいらない・・・あっても選択制で十分だと思います。
これらは個性が出やすく、点数にしづらいのでテストや5段階評価にすること自体、意味ないと思っています。
中学では音楽や美術はペーパーテストもありましたが、ぶっちゃけ雑学的な感じなのでそれをテストにすること自体、どうなんだろうって思っちゃいます。
とはいえ、小学校低学年のうちは「自分は何が好きか?」を判断するために必須でも良いかもしれませんが、それ以降は高校みたいに芸術として選択制、中学以降は3年間のうち1年間あれば十分だと思います。
それ以上勉強したければ習い事、将来的に専門学校に通う等で学べば良いと思うのです。
最近は音楽や美術の授業数が私の学生時代より減っているようなので将来的には必須科目から除外される可能性もあるかもしれません。
逆に体育は運動の為、家庭科も生活していく上であった方が良いと思っています。
しかし体育は運動苦手な子でも気軽に出来るヨガや太極拳を積極的に取り入れて欲しいと思っています。
後は脳の発達に良いとされているブレインジムも是非取り入れて欲しいです。
ちなみにプールは塩素が合わないとか女子は入れない日もあるのでなくした方が良いと思っています。
家庭科も実習関係は簡単な料理程度、裁縫もボタン付け程度で十分だと思います。
大人になって一番必要と感じる学校の勉強と言ったら総合的に国語力でしょうか?
国語というか現代文は文章の読解力やら表現力やら・・・すべて必要であり、学生時代でも読解力がないと解けない問題もあるのでほんっとに勉強の中でも基本なんですよね・・・
しかし学校で学べなくても職場でお手本になる人を参考にしたり、自分で学ぼうと思えばいくらでもできます。
私は主要科目では国語が一番嫌いだったので学生時代は完全拒否していましたが、それでも何とか対応できるようになりました。
読解力はわかりにくい文章書いてくる方もたくさんいらっしゃるので必ずしも自分の読解力がないとは限りません。
わかりやすいメール文が書ける方を参考にしたり、「逆の立場ならどう書けば伝わるか?」を考えて書いていくと理解いただける方に出会えるようになりやすいかもしれません。
私も以前はなかなか伝えたいことが伝わらず、そのたびに落ち込みましたが、今となっては最低限、伝えたいことは書けるようになり、クラウドソーシングでも質問のまとめ方が上手いと評価されたこともあります。
学校の勉強が何のために必要か?については人によって意見が分かれるでしょうが、その科目の勉強よりも勉強する際の過程・・・考え方が役に立つこともあるのかな?とは感じています。
たとえばブログの記事を書いていて気付いたのが、文章を書くときって数学的な考えも必要ということです。
文章を書くなんて完全に現代文の領域ですが、誰かに伝えるとなるとダラダラ書けば良いというモノではなかったりします。
より分かりやすく伝えるためには計算的な考えも必要だったりします。
こんなこと書いていている私もついつい雑談のようにダラダラとあれこれ書いてしまうことは多々ありますが、個人ブログだからこそであり、仕事では最低限にしています。
本来であればどの科目も「興味を持ってもらいたい」、「楽しさを感じてほしい」等、上手く伝えられることが出来れば良いのかもしれませんが、そのような教え方が出来る先生はそう多くはない、ほんの一握りでしょう。
音楽だって嫌いな子にも興味を持っていただけるような教え方をされれば音楽に対する苦手意識が変わる可能性もあります。
しかし実際、合唱でちゃんと歌わないと注意されたり、リコーダーのテストでうまく出来ないと再テストになったりで・・・これじゃ苦手な子にとっては地獄ですよ・・・_| ̄|○
歌うことが苦手な子だっていますし、楽譜が読めなかったり、楽器が苦手でなかなか覚えられない子だっています。
そして人前で何かをすることが苦手で緊張して実力が発揮できない子だっています!
これでは嫌いになるのも無理はありません。
私は3歳から音楽教室でエレクトーンを習っていたこともあり、楽器はそれほど嫌いではありませんでしたが、人前で発表となると緊張して上手くできないということが多々ありました。
ついでに楽譜読むのも苦手で感覚で演奏する方が上手く行っていたかも?ということに大人になってから気付きました。
歌うことは音楽教室に通っていた頃から大嫌いでしたが、幸い、学校では人前で一人で歌うテストの経験は一度もなかったのでそこはまだラッキーだったかもしれません。
余談ですが、私が出会った音楽の先生はほぼ全員がヒステリックかお高そうな印象しかなかったので音楽の先生の存在自体、大嫌いでしたね・・・
今、書いたことは技能科目ばかりに当てはまる訳ではありませんが、実技をメインに成績を付ける技能科目は特にこのようなことが起こりやすいです。
全部が全部そうとは言い切れませんが、学校の先生の教え方によって嫌い、苦手にさせているということもあったりします。
テストの点数が平均より悪いからと言って「もう少し頑張らないといけないな」なんて言っていたら余計やる気なくなりますよ・・・
すべての科目が平均以上出来ないとダメなのでしょうか?
それとも自分の教えた科目はそこそこ点数取って欲しいのでしょうか?
別に1つの科目で良い点数取れていたらそれで良いじゃないですか?
苦手であればどんなに頑張って勉強しても成績が上がらないということだってあります。
あるいは教え方が合わず、成績が上がらないということもあるかもしれません。
実際、私も先生が変わったら成績が上がったことがありました。
他にも自分の好みで授業をしたり、成績付けている先生もいらっしゃいます。
テストの成績は優秀でも授業で発表しないからと言って成績を下げたり、文章書くことは大事だからと作文の授業が多かったり・・・
確かに人前で発表したり、文章書くことも仕事では役に立ちますし、大事ではありますが、やはり苦手な子もいます。
強制されることがトラウマになってしまい、余計苦手になってしまう悪循環になることもあります。
私は今となっては人前で自分の考えを伝えたり、文章書いたりは出来るようになりましたが、苦手であれば無理して出来るようになる必要もないと思っています。
人前で自分の意見を伝えることが苦手でもマニュアル作成が得意だったり、文章書くのが苦手でもコツコツ作業が得意な方だっていらっしゃいます。
もし苦手でも「ちょっとやってみるか~」等、プラスの感情が沸き上がればやってみれば良いのです。
私もどちらもすっごく苦手でしたが「ちょっと文章、書いてみようかな・・・」と思うようになり、そこから人前でも自分の考えを伝えられるようになりました(*^^*)
思うように伝えられないこともありますが、結果的にほとんどが伝える必要がない相手だったりします。
その人に必要なことは自然と学べるようになっていますし、いつから学んでも遅くはありません。
学校の部活動も上下関係、人間関係を学ぶ等、普段の勉強では学べないこともある為に取り入れているのでしょうが、実際のところ、みんなが入るから仕方なくって感じで入ってしまう子が多いのが現状です。
好きでその部活に入っても理不尽な顧問や先輩がいれば嫌になってしまうことだってあります。
しいて言うなら反面教師としての学びにはなるでしょうが、あまり好ましい学び方ではありません。
将来、その道に進みたいがために部活に入っている子もいるでしょうが、顧問の先生は自分の専門外の顧問になっていることもあるのであまり意味ない?個人で習い事やサークル等に入ってそっちに力を注いだ方が学びは大きいと思います。
最近は部活は地域移行してきているようですが、その方が先生達の負担も大分軽くなるので良い考えだと思います。
上下関係は今の時代、必要ないので自分で「この人良いな」と思った方から対応を学べば十分です。
しかし学校・・・特に義務教育の間だと狭い空間の中での出会いとなり、なかなか理想の方に出会うのは難しいですが、社会に出れば幅広い範囲の中から選べます。
ただ完璧な理想の人間はいない・・・これを求めているとエゴになってしまいますので「この対応が素敵」という部分だけを取り入れれば良いのです。
その点でも社会に出てから学んだって遅くはないです。
学校行事も協調性とか絆等を学ぶために取り入れているはずですが、誰しもすべての学校行事が好きとは限りません。
それ以前に団体行動が嫌いであればすべての行事は地獄であり、協調性も何も学べません。
苦手な子が嫌々やっていたって心が離れてしまっていますから絆も結べません。
合唱祭とかの行事は希望者だけにした方がトラブルになりにくく、誰かが傷付くようなことも減ると思います。
世間一般的に大事と思うことすべてできるようになる必要はなく、得意なことを伸ばしていけば良いというような教育になれば不登校とかも減るような気がします。