タイトルの話、確かに1つよりはいくつかの選択肢はあった方が良いと私は思います。
しかしあまりたくさん選択肢があるとかえって悩んでしまうのでそれもまた問題とも思っています。
例えば保険会社もたくさんありますが、あまりにたくさんの保険会社を見てしまうとますます悩んでしまうこともあります。
考えた末、いくつかに絞るまでは出来るかもしれませんが、結局決められず・・・なんてこともあると思います。
よくある話として「将来のために選択肢はたくさんあった方が良い」ということで子供の頃から勉強を頑張らせてそこそこレベルの高い学校に入れさせようとするという考えも結構問題だと思います。
確かに良い学校に入れば良い就職先に出会いやすいとか、大学も進学した方が就職先の選択は増えるかもしれません。
しかし良い企業に入れたからと言って必ずしも自分にとってそれで良かったと思えるとは限りません。
就職しても自分に合わず、何年も持たずに退職してしまったということだってあります。
大学に進学したからと言って就職先が必ず決まるとは限りません。
将来のために子供の頃から勉強を頑張ってきたけど、結局自分は何がやりたいのかわからず進路が決められないということだってあります。
特に親から将来のためにと押し付けられていたとなるとその傾向になりやすいようです。
最近は「子供の好きなことを自由にやらせる」という話を結構聞きますが、実はこれも難しいのかな?と思うことがあります。
前に「子供は判断基準を持っていないし、良くわからないと思うから親が判断して環境を与えることも必要ということで可能性を広げるために教育に力を入れた」というような記事を目にしたことがあり、そういえばそうだなって思ったのです。
私も子供の頃は「何を選択して良いか?」がわからなかったのである程度決めてくれた方が楽と思うことがよくあったからです。
だからと言って将来のために勉強頑張るのもつらいので教育に力を入れていたという部分は共感できませんが・・・
その記事の内容からもし勉強が嫌いだったら他の道も選ばせていた感じもあったので、嫌がらない範囲であればとりあえず教育に力を入れるというのもアリなのかもしれません。
判断基準がないうちに選択肢を広めてもかえって迷ってしまい、決められないこともあります。
そうなると「自分が何が得意か?」を見極めたり「自分はどうしたいか?」を決め、その上で選択肢を絞るのがまず先決です。
そこで選択を誤ることもあるでしょうが、それで自分の一生は終わりなんてことはありません。
そもそも若いうちからスムーズに自分の進路を決められ、最後まで全うできる方はそう多くはありませんし、それが良いとか悪いの問題ではありません。
選択を間違えたらまた別の選択をすれば良い話です。
就職に失敗したとしてもまた別の職場を探せば良いのです。
もしくは自分で起業するという選択だってあります。
正社員が辛いと思ったのであればそれ以外の雇用形態で働いたって良いんです。
高校卒業後、大学に進学しなかったけど、やっぱり大学に入ってみたいと思ったら社会人大学に入ることだってできます。
ある程度の社会人になってから本当にやりたいことが見つかり、必要な勉強のため、専門学校に入る方だっていらっしゃいます。
そんな感じでいくらでも選択しなおすことはできます。
確かに選択を間違えたらまた選択・・・は大変ではありますが、だからこそ知れる世界もあるでしょうし、視野も広めやすいと思うのです。
また、失敗したからこそ次に生かすこともできるのでそう考えると失敗も悪いことではないと私は思います。