矛盾があると「信用されない」、「何が言いたいのかわからない」等、色々ありますが、多少の矛盾は多かれ少なかれ誰しも出るのでは?と私は思います。
矛盾にも種類がありますし、バランスもあります。
たとえば「もっとスピーディーに仕事をしなさい」と言われ、スピーディーに仕事をしたとしたら今度は「もっとゆっくり正確に仕事しなさい」と返ってきたとします。
いくらスピーディーに仕事をしていても間違いだらけでは困る訳でただ単にスピーディーに仕事をすれば良い訳ではないです。
この辺は冷静に考えられず、言葉が足りなかった程度で済むでしょうが、表現力には個人差があるので矛盾した感じに伝わってしまうこともあるはずです。
また、「人の考える事や感情に矛盾があるのはとても自然な事」と見掛けたことがあるのですが、確かにそうだと思います。
人間なのですから気を付けていようが矛盾が出てしまうのは仕方ない話です。
特に経験したことないことだとどうしても想像の範囲内になってしまい、「実際にやってみると意外と大変だった」、あるいはその逆だったとなることもあり、考え方が変わることだってあります。
もっと言ってしまえばその矛盾と感じることも本人の中で許容範囲があることもあります。
例えば仕事でマニュアルどおりやっていただきたくてもイレギュラー的場面もあるので完全にマニュアルに表現するのは難しいことも多いです。
なのである程度のアバウトさも必要だったりしますが、そのアバウトさとは良い意味での話であり、適当にやれという訳ではありませんよね?
この辺は感覚的な問題なので上手く表現できませんが、「このようなイメージで」ということも伝える必要があると痛感します。
何でもかんでも矛盾を指摘してしまうと完璧を求められている感じがするので多少の矛盾はあっても良いと思うのです。
表現力には個人差がありますし、言葉だけでは判断できないこともあります。
そもそも矛盾を指摘されるとあまり気分が良くないと感じる方は多いと思います。
職場だとロジハラという言葉もあり、それを恐れて意見しづらい・・・斬新な意見も出にくくなります。
逆に矛盾を指摘される方が良い、一緒にいて面白いという方もいらっしゃるでしょうが、相手に恥をかかせたり、プライドを傷つけるようであれば伝え方を工夫する等も必要だと思います。