The Space of Truth

自分なりの考え方等を綴っています。

受けたいと思うセッションは本人が望めば誰しも受ける価値はあります

以前、カウンセラーの方の動画で「どこに行っても嫌われるんです。私は何も悪くないのに・・・」という話にその方が人の話を聞かずに話してしまうと感じたセラピストが「そう言うところが嫌われるんですよ」という話を耳にしました。


そこまで言うってことはよっぽどだったのでしょうが、そのようなことをズバッと伝えても相手の欲求は満たされないのでは?と思ってしまいました。


ハッキリ言われてスッキリする方もいらっしゃるでしょうが、本来であれば自分で気付くという流れが理想な気がします。

 

だからと言って本人目前にして「そう言うのは自分で気付くもの」、「そこは自分で考えないとあなたのためにならない」って伝え方も優しさが足りない気がしますが・・・


このようなことはカウンセリング系のセッションに多いかもしれませんが、「とにかく話を聞いて欲しい」等、そのためにカウンセリングを受けていると思うのです。


時間は限られていると思うのでそれを大幅に延長してまでとなれば話は別ですが、そうでない場合、シャットダウンされるのはちょっと嫌だなと・・・


ちなみにたくさん話を聞いてもらいたい方は延々と聞いていただけそうなセラピストを選ぶ必要があるでしょうが、話せば話すだけ時間とお金が掛かるのでそこは難しいところかもしれません。


1回数万円のカウンセリングを何度も受け、数十万円つぎ込んだという方が過去にいらっしゃいましたが、私はちょっとそこまでは続けられないって思いました。

 


私も理由は違いますが、セラピストに嫌われやすいタイプであることを自覚しています。


「アドバイスされたことを実行しない」、「気に入らない発言はすぐ反発する」という部分が嫌われるんだというのはわかっていたのですが、その反面、そんな自分を責めてしまっていました。


だから「自分は何をやってもダメな存在」、「自分に合うモノなんて見つからないんだ」と余計、マイナス方向に思いがちでした。


また、カウンセリングを受けていた頃は「カウンセリングよりも普通の人と話したら?」なんて言われたこともありました。


そんなことを言われ、私はますます「自分はセッションを受ける価値がないんだ」とまで思ってしまいました。


ただその反面、「『普通の人』とはどういう人を指しているのか知らないけど、恐れが強いからこそ、話し掛けることが出来ないのでは?」と思っていましたが・・・


しかし今となっては自分のネガティブな感情からそのような方達を呼び寄せていたと思えるようになりました。


ネガティブな感情が強いうちは自分とネガティブな点が似ていたり、ちょっと癖のあるセラピストを引き寄せやすいということを身を持って感じました。

 


私はセッションを受ける価値がない方なんていない・・・寧ろそのような方こそ何らかのセッションが必要とハッキリ言えます。


そもそも何らかの悩みがあるからこそ、何らかのセッションを求めているはずなのでその時点で根本的な部分がクリアになっていないということになります。


セラピストに嫌われるような行為になってしまうのも心の痛みから来ており、その痛みの背景をセラピスト側が理解する必要があります。


さすがに犯罪的な行為にまでなってしまえば話は別ですが、そこを理解しようとせず、邪険に扱うようなセラピストであればそこでは解決できないということなので他を探した方が良いです。

 


まずアドバイスされたことを実行するかどうかの決定権はクライアント側にあり、セラピスト側が決めることではありません。


それを怒ってしまうなんて本当に論外なのです。


怒りが出てしまうのはその部分に種がある、自信がない部分なのでセラピスト側の問題でもあるのです。


例えば泣かれることに苛立つセラピストであればそのセラピスト自身に「泣いてはいけない」のブロックがあります。


セラピスト側が提案してもそれが合う合わないは断言できませんし、恐れが多過ぎて実行できないことだってあります。


例えば結婚したいけど出会いのない方に対し、「外に出れば良い」と提案しても「外に出てもどうして良いのかわからない」、「外に出る機会がない」となれば今度はそこについて何らかのアプローチが必要なはずです。


そこをすっ飛ばして「行動しないからダメなんだ」となれば出来ないのも無理ありませんし、反発も出ますよ・・・

 

もう少しハードルの低い方法を提案すると言う手もありますが、それ以前に「何故結婚したいか?」等、もう少し細かい質問も必要であり、その結果、結婚より別のことが目的だったということもあるかもしれません。

 


気に入らない発言に反発してしまうのは言葉や知識が足りなかったり、お互いの相性や考え方の合う合わない、伝え方等も関係して来ます。


あまりに自分の中では考えられないようなことを言われれば違和感が出るのも無理はありません。


たとえ正論であっても今の段階では受け入れられないこともあります。


正解不正解関係なしに自分で気に入らないと感じた情報は捨てて良い・・・無理に受け入れなくて良いんです。


実際は同じことを伝えていても別のセラピストであれば伝え方が受け入れやすいこともありますし・・・


最終的にはクライアント自身が決めて良いのです。

 


ちなみにセラピストも完璧な人間ではありませんので不快にするつもりはなくても不快なことが起きることもありますし、そのやり取りの中で何らかの学びもあります。


もし過去にセラピストに酷いことを言ってしまった等の経験があっても自分を責めないでいただきたいです。


酷いことを言ってしまったのも当時のあなたはそれだけ色々悩みがあり、自分を守るのに精一杯だったと思うのです。


そしてその時、お世話になったセラピスト側にも種があったかもしれませんし、知識や理解力等が不足していたのかもしれません。


しかしあなたとのやり取りで何らかの学びにはなっているはずです。


もちろん相手が学びと思っているか?までは知る必要ありませんが、過去の自分を責める必要はありません。

 


そもそもどんなセッションであろうとすぐに効果が出るとは限りません。


ほんの数時間で劇的に変わるなんてことはなく、即効性があったとしてもすぐに元に戻るでしょう。


ほとんどの悩みの種は複雑な要素が絡まっているはずなので1度のセッションで解消されるようなことはそれほど多くはない・・・解消されたとしても今まで何度も色んなセッションを受けた後だと思います。