The Space of Truth

自分なりの考え方等を綴っています。

パーキンソン病の父にヒーリングするようになってから・・・

私は1年ほど前までパーキンソン病の父に直接ヒーリングをすることができませんでした。


難病を抱えているので早くやるべきだったのですが、父との関係があまり良くなく、触れることすら嫌だったのです。


しかしそんなある日、父が外出先から帰る途中に転倒し、救急車で運ばれたということがありました。


幸い、軽症だったので私が仕事から帰ってきたときにはすでにくつろいでいました。


この時、「そろそろ父にも直接ヒーリングをしないと・・・」と思い立ち、それ以降、休みの日にアクセスバーズやレイキ等をするようになりました。

 


数ヶ月して色々変化し始めたのですが、一番変化があったのは環境面でした。


ケアマネージャーさんを紹介していただき、リハビリテーション付きのデイケアサービスを利用する流れになりました。


60代の父は施設を利用するにはまだ若い方であり、趣味も若いので最初は利用することに抵抗を感じていましたが、お風呂が気に入っているようなので今のところは順調に通っています。


通い始めて数ヶ月した頃には言語のリハビリやカラオケも提案され、参加するようになりました。


施設を利用するようになり、他者と会話することも多くなったこともあってか、家でも会話も増えました。

 


もし今でも父にヒーリングをしていなかったらここまでの変化は起きなかったと思っています。


ケアマネさんの存在すら知らずにいましたし、ケアサービスも利用しないままだったと思います。


父にヒーリングする前から近所の方達から施設の利用を勧められていてもなかなか行動に移すようなきっかけもなかったのですが、いつの間にかそのような流れになってしまったのです。


ケアサービスを利用することにより、母も解放される時間が取れるようになり、心身ともに余裕が出て来ました。

 


もっと重症な方もいるのにそういう施設等を利用するのはずるいとか家庭内でもっと頑張れないのかとかあるかもしれませんが、家庭内だけではどうしても限界を感じやすいです。


だからこそ介護サービスの力も借りることにより、家庭内での介護の負担を減らすことも必要ではないかと私は思います。


もっと言ってしまえば介護保険もきちんと払っているので使わないと損です。

 


それだけでなく、介護サービスと関わりを持つことにより、家族では気付かなかったことや新たな情報も教えていただけますし、介護の専門家の立場から見て「こういうのが必要ではないか?」と的確な提案もされます。


私の家の場合、ケアマネさんやリハビリ担当の方からの指摘で介護用ベッドをレンタルすることになったのですが、本来ならもう少し早い段階で用意しておく必要があったのかなと感じました。


ちなみに介護用ベッドは介護認定されていれば安くレンタルできますし、使わなくなったときのことを考えたら絶対に買わない方が良いそうです!

 


父は病気の発症からすでに20年近く経つのでヒーリングでの病状改善までは期待していません。


父自身が「どうなりたいか?」次第だと思いますが、おそらく生活の質を良くするという流れになっていくのでは?と思っています。


また、私が父にヒーリングができるようになったのもこの先の変化の受け入れに対し、自分自身、そして母にも準備が整ったからできるようになったのだと思います。


パーキンソン病は進行性の病気なのでこの先、どうなるか分かりませんが、家族にヒーリングを続けていくことにより、今後の変化も受け入れやすくなるかと思います。